WE PLANT THE "SEEDS OF IDEAS" IN DOG OWNERS MINDS - THESE IDEAS EVENTUALLY BLOSSOM INTO A BETTER UNDERSTANDING OF DOG BEHAVIOUR - Sally Hopkins
WE PLANT THE "SEEDS OF IDEAS" IN DOG OWNERS MINDS - THESE IDEAS EVENTUALLY BLOSSOM INTO A BETTER UNDERSTANDING OF DOG BEHAVIOUR - Sally Hopkins

商標登録:SPRINKLES サリーホプキンズ 2014年 (英国商標登録番号#UK00003028207ドッグゲームズ社)

スプリンクルズはとてもシンプルですが、多くの素晴らしい効果をもたらします。このウェブページでは、スプリンクルズとは何なのか、どのような効用 があるのか、犬の鼻と嗅覚についての最新の科学的な情報、スプリンクルズのやり方、いろいろな状況でのスプリンクルズの応用について述べられています。

スプリンクルズは犬のすべての問題行動を瞬時に解決するものではありませんが、犬に良い変化をもたらす、簡単かつ効果的な方法です。犬の問題行動に関する 詳しいアドバイスや指導は、あなたの地域の信頼できる犬の行動の専門家に相談してください。 あなたの家を訪れ、犬と犬の生活様式を理解し、犬に優しく罰を用いない方法で詳細なトレーニングプランを考えてくれる人を探しましょう。また、飼い主や犬 が困惑したり、怖いと感じた場合は、代替案を考えてくれる人が良いでしょう。犬も人間も、恐怖心や逃げ道がないと感じた状態では、正しく学習することはで きません。

スプリンクルズ(TM)って何?

簡単に言うと、スプリンクルズとは、 犬に見られないように、 少量の細かく刻んだ、 しっとりした食べ物 (下記参照)を広い草地にばら撒くことです。そして犬を連れて行き、犬に自由に好きなだけ探させます。犬が見つけて食べてしまった後も食べ物の匂いが分子 レベルで残ります。スプリンクルズ中は犬への指示や働きかけは一切行いません。頭を使うことで、スプリンクルズは犬に精神疲労をもたらし、犬は質の高い深 い睡眠を得ることができます。また、犬の探索本能や探索欲求を満たすことは、犬の自信に繋がります。そして、これらのすべてのことは犬の長期ストレスレベ ルを下げることに役立つのです。
 

スプリンクルズとは、単に食べ物を放ることではありません。

スプリンクルズのコンセプトは、犬の気を逸らすために地面に食べ物を放り投げることとは異なります。

第一に、多くの犬にとって、飼い主が食べ物を放るという行為は、テンションの上がる行為です。早く食べ物を見つけようと犬の興奮レベル は上がるでしょう。また投げるのではないかと視線が飼い主にくぎ付けになる犬もいるでしょう。この余剰な興奮は、犬を落ち着けるどころか、犬が抱える恐怖 心やフラストレーションを悪化させてしまいます。正しいやり方でスプリンクルズが行われれば、スプリンクルズは犬の気を逸らしたいときに応用することもで きます。スプリンクルズと単に食べ物を放り投げることは似ているかもしれませんが、効果はまったく異なります。詳しくはこのページ内の『スプリンクルズの 応用、犬の気を逸らす/緊急ストップ』をご覧ください。

乾燥した食品や加工されたトリーツは、撒かれたときに地面にあまり匂い分子を残しません。犬が食べ物を見つけて食べてしまうと、匂い嗅ぎが終わってしまいます。より長く匂い嗅ぎをすることで( Seeking)、 犬は落ち着き、リラックスでき、精神的疲労を感じます。これは、犬を癒す深い睡眠へとつながります。

スプリンクルズと、犬の気を逸らすために食べ物を放ることのもう一つの違いは、場所の一貫性です。いろいろな場所や状況で犬に食べ物を 投げることは、特に恐怖心や不安を抱える犬を混乱させる可能性があります。スプリンクルズでは、『スプリンクルズ場所』として特定のワークエリア(作業 場)として決めることで、犬はこの場所で行われることを予測できます。犬は落ち着いて、自信を持って行動することができ、これがさらに犬に冷静さとリラッ クスをもたらします。スプリンクルズ体験を多く積むことで、犬は、冷静に作業することを、他の状況や状態でも当てはめることができるようになります。詳し くは後述のスプリンクルズの応用をご覧下さい。

スプリンクルズの効果のまとめ

犬にとって自然な行動です。
スプリンクルズは犬がその類まれなる嗅覚を利用して、犬にとって価値の高い、魅力的な食べ物を探すことを促します。スプリンクルズは単なる食べ物漁りとは 異なります。念入りに仕組まれ、管理されたアクティビティであり、スプリンクルズ場所として決めた場所でのみ行われます。
犬にとって、楽しくてやる気を誘うアクティビティであり、さらに、犬の強い作業意欲を満たす役割を担います
犬が撒かれたものを見つけるたびに、犬は報酬を得ます。撒かれたものをすべて見つけてしまったように見えても、草に残った匂いが犬の探索意欲を維持させ、 まだ残っているかもしれない最後の一つまで探そうと犬は探索を続けます。そして多くの場合、犬は最後の一つまで見つけ出すでしょう。スプリンクル場所の草 の葉にはスプリンクルズで用いた食べ物の良い匂いが数週間残り、それが犬の宝探し意欲を掻き立てます。
スプリンクルズは犬の自信を育てます -
人間からの働きかけや、フィードバックを行わないことで、犬は自分のペースで作業を進めることができます。正解、不正解やダメ出しはありません。見つけるたびに犬の行動は強化され、行動は繰り返されます。

 

特定の場所に『仕事に行く』感覚。
スプリンクルズは特定の場所と合図で行われるので、犬はその場所を仕事の場として認識することができます。日常の生活とはちょっと違う、少しチャレンジングなアクティビティです。

冷静でポジティブな体験として関連付けます。
例えば、知らない人、他の犬、環境もしくは場所、引っ越し、譲渡などのリホーム、分離不安、人間の手を怖がる、ペットホテル、気を紛らわせる、などの状況に応用することができます。詳しくは、後述の『スプリンクルズの応用』を参照してください。

深い安眠が得られる。
深い睡眠は身体を癒し、回復させます。過度の運動や、生活環境における選択肢の無さ(訳注:例えば、常に人が行き交いゆっくり落ち着くことができない部屋 におかれていて、その部屋から逃げることもできないような場合など)はストレス(Stress)となり、長期間犬のアドレナリンレベルが上がりっぱなしに なります。そうすると、肉体は疲れているのに興奮レベルが高すぎて、深い睡眠を得ることができなくなります。

1時間の散歩より大きな精神疲労。
発情中のメスなど、十分な散歩に連れ出せないときや、飼い主が通常の散歩時間を確保できないときなどには最適なアクティビティです。

味覚を満たすことができます。
多くの犬は、常に同じ味と食感の食事を与えられています。匂いと味覚は深く関連しています。スプリンクルズで犬が食べ物を発見すると、嗅覚と味覚という二 つの感覚が同時に満たされます。これは強い強化子となり、さらに探索を続けるモチベーションと自信に繋がります。
身体能力を問いません。
スプリンクルズは、若い犬、障害のある犬、病気怪我から回復中の犬、十分な散歩ができない老犬などに理想的なメンタル・エクササイズ(頭を使う作業)です。
犬を落ち着けてくれます。落ち着くことで犬はより集中することができます。
長期ストレス(Long term stress) は、犬の集中力や思考力に影響します。アドレナリン過多になると、犬の身体は『ファイト・オア・フライト(戦うか逃げるかどちらか)』の状態になるからで す。犬は、嗅覚を発揮してスプリンクルズの食べ物を見つけるために、アドレナリンレベルを下げようとします。私たちが深呼吸して自分自身を落ち着けようと するのに似ています。スプリンクルズをトレーニング、アジリティやドッグダンスの直前に行うことで、犬は自分で落ち着くことを学び、より集中力を高めるこ とができます。

ブライアン・ホルムズ氏による記事『犬はどうやって匂いを感じるのか?』?

ニューキャッスル大学で応用動物行動福祉学を学ぶブライアン・ホルムズ氏が、犬の嗅覚について科学的観点に立った記事を書き下ろしてくれました。彼の記事は上記のサイトにアップされています。

スプリンクルズの始め方

場所の選択
  • 静かで人通りがなく草の生えているところ
    最適な場所は、草地で周辺に犬の気が散るものがなく、ノーリードで犬を放っておける場所です。飼い主の多くは、犬にとって安心感があり慣れ親しんでいる自 宅の庭で始めます。もし庭がない(庭に草地がない場合も含め)、近所の公園や空き地の隅の静かな場所、貸してもらえるなら近所の友人の庭などが良いでしょ う。用意した食べ物を広くばら撒きます。一ケ所に集中させて落とさないように注意しましょう。
     
  • もし、あなたの住む地域が乾燥した気候で草地がほとんどないような場合は、代わりになるような3次元空間を探します。砂地、細か な砂利地、乾いた土は撒いた食べ物がくっつき、犬がこれらを一緒に食べてしまう恐れがあるので不向きです。草地の代替として、わらを敷く、人工芝や足の長 いカーペットを広い場所に広げる、などが考えられます。室内で行う場合は、段ボール箱にちぎった紙を敷くこともできます。
刈り込んだばかりの草地や葉が全く伸びていない草地は、犬が簡単に食べ物を目で見つけてしまい、鼻を使った探索ではなくなってしまうので スプリンクルズに向きません。また、草刈直後の草地は、草の匂いが強く、食べ物の匂いを分かりにくくしてしまいます。スプリンクルズ初心者の犬には特に不 向きでしょう。
草の葉が長すぎる(伸びすぎている)場合も、匂いの分子が高い場所に残るなど、探索が複雑になります。葉の伸びた草地でスプリンクルズをすることは可能ですが、初心者には向きません。
草の穂が実っていたり、種が落ちている草地は避けましょう。匂い嗅ぎ中に種が犬の耳に入ったり、犬が種を鼻から吸い込んでしまうと危険です。
犬が間違って食べてしまわないよう、砂利や砂の場所は避けます。また、朽ちた落ち葉や菌類が繁殖しているところも、それらを体内に取り込まないよう、避けます。
除草剤や害虫駆除剤など、化学物質が撒かれた場所も避けます。
もしあなたの庭にナメクジやカタツムリがいる場合、犬が間違って食べると、肺吸虫(寄生虫の一種)を体内に取り込む危険があります。ナメ クジやカタツムリがいない場合も、スプリンクルズで撒いた食べ物が残っていると、それにナメクジやカタツムリが寄ってきて、後日、犬が一緒に食べてしまう ことがあります。スプリンクルズでは犬に十分な時間を与え、撒いた食べ物を犬がすべて発見し食べ終わるまで待ちましょう。
  • 決めた場所でのみ行うことで、どこでも食べ物を漁るようにはなりません。
    犬は場所に対する高い認知能力を持っています (Environmental Photos参照)。) 学習の段階においては、同じ場所で、強力な報酬を得る行動を繰り返すことで、行動はさらに強化されます。犬がスプリンクルズに慣れれば、異なる場所で行う ことも可能ですが、最初のうちは毎回同じ場所で行います。自宅の庭で行う場合、これは難しいことではないのですが、公園の隅などで行う場合も、毎回、まっ たく同じ場所(同じ公園の同じ隅)で行います。この場所が愛犬にとっての作業場所となり、愛犬はその場所でだけ食べ物探しをします。もしスプリンクルズの 場所に一貫性がなくなると、犬はどんな場所でも食べ物が落ちていると学習してしまいます。その結果、犬はいろいろな場所を探索し、食べ物を発見することが できず、疲れるしがっかりします。作業場所を決めることで、般化を防ぎ、犬が不適切な場所などで食べ物漁りの行動をしようとすることを防ぎます。

ノーリードにできない場所で必要な用具
あなたが決めたスプリンクルズ場所が犬をノーリードにできない場所である場合は、犬に、正しくフィットしてクッション性のあるハーネスを着用させ、それに 10mくらいのロングリードを付けます。フレキシリードは、常にリードが張った状態であること、あなたが急に止まった時に犬が衝撃を感じたり、また、リー ドの緊張が犬にあなたの存在を意識させ、気が散る原因になるので不向きです。緩んだロングリードの端を人間が持っている方が、犬の気は散りません。首輪利 用のロングリードは、犬の匂い嗅ぎ行動の邪魔になるだけでなく、犬が急に走り出した場合、犬の首に強い衝撃が掛り、鞭打ち症などの危険があるので不向きで す。

 

人間はその場にいるべきかどうか。

もし、自宅の庭で犬をフリーにしてスプリンクルズを行う場合は、あなたがその場に付き添っている必要はありません。逆に、犬は作業をす るわけですから、あなたの存在に気が散ってしまい邪魔になるかもしれません。自分に自信のない心配性の犬や不安症の犬は、最初のうちは一緒にいて欲しがる ことがありますが、匂い嗅ぎに没頭して、探索モードに入れば人間の付き添いを必要としなくなるでしょう。ただ、地域によっては、庭から犬が盗まれるケース もあります。そのような場合は、できるだけ離れた、でも、常に犬が目に入るところにいましょう。

犬に指示を出したり、行動を促したり、邪魔したりしないこと。犬が匂い嗅ぎに集中できるように気をつけましょう。
ロングリードを付けてスプリンクルズを行う場合は、リードは緩んだ状態で、リードの端を持ちます。スプリンクルズはだいたい20~30分行いますので、その間、人間もリラックスして音楽でも聞いていましょう。

* どんな食べ物を使うのか。

スプリンクルズで使う食べ物についての大切な点です。 –

  • ばら撒く食べ物のサイズは重要な要素です。
    ばら撒く食べ物が大きすぎると、犬がすぐ目で見つけてしまいます(目視できてしまう)。また、お腹が満たされた犬は狩猟欲求を失い、探索しなくなります。 ツナ缶を使う場合フレークをつぶして小さな破片にします。調理した肉も小さなみじん切りにします。チーズ用おろし金でおろしたチーズ、みじん切りにした、 レバー、ハム、牛肉、鶏肉、羊肉、シカ肉、カモ肉、ウサギ肉、ソーセージなどを利用してみましょう。みじん切りはハーブ用ハサミを使うと簡単です。
  • 乾燥した食べ物ではなく、しっとりした食べ物を使います。
    表面がしっとりした食べ物は、匂いの分子が草に付き、食べ物がなくなった後も匂いが残ることから、スプリンクルズには最適です。匂いが残ることで、犬はま た同じ場所に来たときに、食べ物が残っているかどうかを確認するため匂い嗅ぎをします。ドライフードを使う場合は、食事量のドライフードの一部をスプリン クルズ用とし、少量の、犬にとってとても魅力的な食べ物でしっとりとしたもの(ツナ缶など)を混ぜて、匂いを付けて使うことができます。
     
  • いろいろな種類の魅力的な食べ物を使う。
    もし、1種類の食べ物しか使用しなかった場合、単調すぎて犬は飽きてしまいます。もしも食べ物が犬にとって魅力のないものであっ たり、いつも与えられているものであれば、やはり犬の探索欲求は薄れます。私がお勧めするのは、いろいろな味を混ぜてスプリンクルズ用食べ物を作ることで す。作り方ですが、まず肉類など加熱されていないものは茹でるなど調理します。食材をみじん切りにし、バットに広げて冷凍庫でバラ冷凍します。その後、保 存容器に入れて冷凍保存します。人間用の食事で使った肉の残りが出れば、それも加えます。より複雑な味覚・匂いになるでしょう。スプリンクルズをするとき は、冷蔵庫で少量を解凍して使用します。
    スプリンクルズを行う直前に食べ物を調理、用意することはお勧めできません。なぜかというと、食べ物の調理の後にスプリンクルズを行うという流れを犬が学 習してしまい、調理中に期待感から興奮し、アドレナリンレベルをあげてしまうからです。このことは、スプリンクルズは冷静な作業であるからこそ価値がある ということに反してしまいます。
  • 使用する食べ物の量
    どれくらいの量を使用するかは、愛犬のサイズにもよるでしょう。ばら撒いた量が少なすぎれば、犬はすぐに全部を見つけてしまい、もうないので諦めてしまい ます。量が多すぎれば、食べ過ぎ、肥満のリスクもあります。一般的には、最初は1~2サジくらいの量から始めてみることを勧めますが、大さじか小さじか は、犬のサイズを考慮して決めてください。食べ物を草地に広くばら撒き、どれくらいの時間で犬が疲れて休憩するのか様子をみながら量を決めると良いでしょ う。
     
  • 犬の健康状態 アレルギー、慢性膵炎などの持病の有無、肥満など、犬の健康状態を考慮して食べ物の種類や量を検討してください。通常、犬がスプリンクルズで使うエネル ギーとばら撒く食べ物の量を考えると、スプリンクルズから犬が太るということは考えにくいのですが、犬がすでに肥満体である場合は、スプリンクルズを行っ た日は食事の量を調整するなどの考慮が必要でしょう。犬にとって毒となる食べ物のリスト foods poisonous to dogs.を参照してください。

スプリンクルズの行い方

自宅の庭の草地で行う場合。

  1. 犬に気づかれないように注意して、スプリンクルズ用食べ物を持って庭に出ます。
  2. ばら撒く場所に犬のウンチやナメクジ、カタツムリなどがいないことを確認します。また子どものおもちゃなど、犬が間違って口に入れてはいけないものが落ちていないことも確認します。
  3. 草地に、みじん切りしたいろいろな食べ物を、 可能な限り広くばら撒きます 。通路などの固い地面は、撒いた食べ物が目視できるので避けます。また、花壇など犬に掘り返されたくない場所も避けましょう。
  4. 家の中に戻り、愛犬の興奮具合を見て、落ち着いているようなら庭に出します。興奮しているようなら、落ち着くまで飲み物でも飲んで待ちましょう。
    スプリンクルズは落ち着いている状態へのご褒美です。.
    犬がイライラしていたり、怒っている状態では庭に出しません。その状態で庭に出せば、スプリンクルズがその状態に対するご褒美になってしまいます。テレビでも見て、犬が落ち着いてリラックスした状態になるのを待ってから庭に出してあげましょう。

スプリンクルズ場所へ徒歩または車で行く場合

スプリンクルズは、あなたがスプリンクルズ場所として決めた場所で毎回行います。場所を間違えたり、忘れてしまったりしないように、周 辺の様子を観察して、しっかりと場所を覚えましょう。覚えやすい場所としては、公園や空き地の角、目印になる木や植え込みの後ろ、ぽつんと離れたベンチ 横、フェンス横、静かな駐車場横の草むらなどが考えられます。スプリンクルズ場所への距離や時間の余裕によって、以下の3通りのやり方が考えられます。

  1. 家族に頼んで、スプリンクルズ場所に 広く食べ物をばら撒いてきてもらいます。 家族が戻ってから、あなたは犬を連れてスプリンクルズ場所へ行きます。
  2. あなたが犬を連れてスプリンクルズ場所へ行きます。*犬を車に残し、犬に見られないように注意しながら食べ物を撒きます。車に戻り、犬を連れてスプリンクルズ場所へ戻ります。
    *犬を車内に残すときは、常に車内の温度や犬の安全に十分に注意してください。直射日光を避ける木陰、通気・換気、犬や車が盗難にあう危険性、水などを毎回、検討することを忘れないでください。
  3. もし上記(1)(2)の方法がどちらも可能でなければ、徒歩で行ける場所に決め、犬に気づかれないように食べ物を撒きます。気づかれてしまう ともうできないということではないのですが、あなたが食べ物を撒いていることを犬が気づくと、犬はあなたがまた食べ物を撒いてくれることを期待し、あなた の動きに気を取られたりして、集中できにくくなります。

上記のどの状況をあなたが選択したとしても、愛犬が迷子になることがないように、ハーネスとロングリードを付けましょう。犬が作業中は、あなたはリードの端を持って、立ったまま、もしくは座って静かにしています。

リードは常に緩んだ状態を保ち、犬が自由にスプリンクルズ場所を探索できるようにしてあげましょう。

スプリンクルズ・セッションの終了

スプリンクルズにどれくらいの時間を掛けるのかはとても重要なことです。犬が十分に満足するまでスプリンクルズ場所を探索させてあげま しょう。多くの犬は20分~30分超、探索を行いますが、10分~15分で疲れてしまう犬もいます。 犬の年齢、精神状態、体力や健康状態、探索欲求、経験などの要素により、どれくらいの時間行うかは個体差があります。同じ犬でも、日によって探索の時間は 変わることがあります。よって、必ず何分という基準を設けることはできません。スプリンクルズを経験するうちに、犬のボディ・ランゲージを見て、もう十分 だろうと判断して犬を呼び戻すことも可能になるでしょう。もし愛犬が、まだ続けたいような様子なら、作業時間が十分ではなかったのでしょう。さらに5 分~10分時間を与えて、また呼び戻すか、その場を去るように歩き出してみましょう。

愛犬がスプリンクルズに興味を示さない場合に考えられる原因

その場で5分から10分待っても、犬がスプリンクルズに興味を示さない場合は、心配したり憤慨したりせずに、なぜ愛犬が興味を示さないのか、あなたが探究活動をする番です。

  • ストレス – 狩猟行動や食べ物漁りの行動を行わないのは、ストレス症状 stressである場合があります。愛犬のストレス症状 stress symptoms の度合いを観察し、何か大きなストレスになるようなことがなかったかどうか考えてみましょう (記事『Causes of Stress)(ストレスの原因)』を参照)。愛犬の慢性的ストレスレベルを管理、軽減する方法を見つけ(記事『Stress Solutions(ス トレス解決法) 』を参照)、後日スプリンクルズを再度試してみましょう。もし解決策が見つからない場合は、犬の行動問題を専門とするトレーナーに家に来てもらい、解決策 を考えてもらいましょう。犬がリラックスして過剰な反応をしない状態で犬を診て、また、どのようなことが犬のストレスになっている可能性があるのかを検討 するためには、普段の生活環境での犬の様子を見てもらうことが大切です。
     
  • 食欲不振 – 愛犬が食欲がない、もしくは、スプリンクルズ用に用意された食べ物があまり好きなものではないということも考えられます。食事前の時間帯にスプリンクルズ を行う、違う食べ物を用意する、などを試してみましょう。また、通常の食事量を若干減らしてみる、さらに、獣医に適正体重を相談する、なども考慮してみて ください。
     
  • 悪い関連付け – 犬によっては、特定の食べ物と悪いことを関連付けて覚えている場合があります。例えば、ある食べ物を盗み食いしようとしたときに叱られた場合などです。ま た特定の場所と悪いことを関連付けて記憶している場合もあります。同居犬がいて、その同居犬が食べ物を守る行動をする場合は、自宅の庭は同居犬のテリト リーであると犬が認識していることが考えられ、同居犬が怖くて探索行動が行えないこともあります。そのような場合は、中立な場所で、同居犬の匂いがついて いない場所にスプリンクルズ場所を変更します。そして愛犬が不安を抱えずに自信を持ってスプリンクルズを行えるよう、1匹で行います。
     
  • 病気 - 人間が気づいていないだけで、犬が体の痛みを抱えていることがあります。筋肉のけいれんや首神経の麻痺、肩や背中に痛みがある場合は、匂い嗅ぎの姿勢は取 り辛くなります。 犬が神経痛やリューマチを患っている場合も、地面の匂い嗅ぎは辛い姿勢です。獣医師に相談した上で、ケーナイン・ボーエン(訳注:タッチセラピーの一種) や犬のカイロなどを検討すると良いかもしれません。ハイドロ・セラピーは固まった筋肉をほぐし、犬の体調を整える効果があります。
     
  • 人の存在 - まれにですが、オーバー・トレーニング(トレーニング過多)や管理過剰により、人からの指示がないと、自分からは行動がおこせない犬がいます。そのような ケースでは、犬をそのまま一人で放っておくことで、犬は『今は勤務外なのだ』と認識し、自然に行動を始めるでしょう。もしスプリンクルズ場所が公共の場 で、ロングリード使用の場合は、あなたはじっと立つか座るかして、アイコンタクトをせず、一切の声掛けやしぐさによる指示は出しません。これは思っている より人にとっても犬にとっても難しいことです。

複数の犬がいる場合。1匹ずつから始めましょう。

  • 多頭飼いの家庭では、スプリンクルズは1頭ずつが基本です。2頭目を続けて行う場合は、新たにまた食べ物を撒きましょう。他の犬を気にせずに 静かに落ち着いた『ひとりスプリンクルズ』を最初の段階で行うことで、犬は狩猟行動の成功(食べ物をすべて見つけること)を体験し、その繰り返しが犬の自 信となります。
     
  • スプリンクルズ場所がとても広くて、犬が十分に逃げられるスペースがあり、お互いの探索活動の邪魔にならないくらいの広さの場所であれば、1~2週間後、2頭一緒にスプリンクルズ場所へ連れて行くことも可能です。
     
  • もし、『複数頭でのスプリンクルズ』を行う時期が早すぎると、犬がストレスを感じる、相手にライバル意識を抱く、食べ物を守ろうとする意識が芽生える、と いったようなことや、逆に、他の犬が傍にいることで自信を無くし不安になることもあります。これらの負の感情とスプリンクルズが結びつかないよう注意しま しょう。

リソース・ガーディング(物などを守る行為) - 愛犬が、食べ物やおもちゃを守ろうとして、同居犬に、睨む、唸る、威嚇するなどのリソース・ガーディングの行動を見せる場合は、次の対応を行ってみてくだ さい。自宅の庭ではなく、その犬からも同居犬からも中立なテリトリーで『ひとりスプリンクルズ』を行います。犬を飼っていない友人の庭を借りて一頭ずつ行 うというのも一案です。中立な場所で行うことで、犬は落ちている食べ物が誰のものなのか所有権の心配をしなくて済みます。他の犬も時間を変えてスプリンク ルズを行うので、その犬の匂いも残っていますが、所有権の心配がないので、落ち着いてその匂いと良い関連付けができます。安定したスプリンクルズが定着し てきたら、公園の隅など他の場所へスプリンクルズ場所を変更すると良いでしょう。

最終的には自宅の庭でスプリンクルズができるようになるでしょう。もちろん、長期間ひとりスプリンクルズを行うことから 始めます。それが安定してきたら、同居犬と一緒に行いますが、場所の広さが大きなカギとなります。それぞれの犬がお互いに近づきすぎることなく、存分に探 索活動できる広さが必要です。また、十分な量の食べ物を場所の隅々まで広く撒くことで、ガーディングできない、もしくは意味がないようにします。もし少し でも不安があれば『ひとりスプリンクルズ』を行うことをお勧めします。

いつ、どれくらいの頻度でスプリンクルズを行うと良いのか。

まず犬が疲れているときや食後は行いません。理想的なのは、朝一番に自宅の庭で、人間が朝ごはんを食べているときです。その後の散歩は通常より短い 散歩で大丈夫です。スプリンクルズで頭を使った犬は、疲労感を覚えますので、多くの犬は自分から短く散歩を切り上げるようです。週に何回スプリンクルズを 行うと良いのかは、愛犬の体力的、心理的ニーズによります。1日おき、週2~3回、月に1~2回など、様子を見ながら始めてみましょう。スプリンクルズを 毎日行うことはお勧めできません。多くの犬にとって、毎日のスプリンクルズは逆に負担となります。また、目新しさがなくなり、犬が飽きてしまう恐れがあり ます。

スプリンクルズの応用

あなたと愛犬がスプリンクルズ場所でのスプリンクルズに慣れ、楽しむようになったら、次のような状況でもスプリンクルズを応用することができます。 –

  • お留守番
    スプリンクルズは、犬にとって楽しいチャレンジであり、アドレナリンレベルの上昇を伴う筋肉運動をせずに、疲労感をもたらすことから、数時間のお留守番の 前に行うと良いでしょう。留守番時の静かな家は、人間家族に邪魔されずに犬が静かに深い睡眠を得るには最適です。ペットシッターやドッグウォーカーの中に は、訪問時に30分ほどのスプリンクルズを行う人もいます。犬に落ち着いて集中できる作業を与えることで、訪問時に犬を興奮させることなく、長時間の退屈 なお留守番や寂しさを紛らわすことができます。犬が興奮するとアドレナリンが分泌されるので、訪問者が去るときにより寂しく感じるのです。

  • リコール・呼び戻し
    ノーリードで散歩していた犬を(特にリードを付けるために)呼び戻すとき、楽しいことが終了してしまうことを嫌がって犬がなかなかリコールに応じてくれな いことがあります。その場合のスプリンクルズ応用法です。その公園の、駐車場や出口わきなど、安全にスプリンクルズができそうな場所を見つけ、そこをスプ リンクルズ場所とします。そこで、ロングリードをつけ、スプリンクルズを行います。リードを付けることとスプリンクルズを関連付けることで、リードを付け ることがスプリンクルズの合図となります。
  • 初回はまず、まっすぐスプリンクルズ場所へ行き、スプリンクルズを行います。散歩はしません。
  • バークワード・チェイニング(訳注:一連の行動を終わりから逆の順番で教える方法)を使います。2回目は散歩の最後の部分だけ行います。スプリンクルズ場所へ行き(いつもと同じ方向から同じ道で行きます)スプリンクルズを行います。
  • 散歩の途中部分の場所へ直接行き、そこから散歩をして、スプリンクルズ場所へと移動し、スプリンクルズを行うということを、時間を掛け、段階を経て行います。
  • スプリンクルズ場所へ行けばスプリンクルズができるという期待感を犬は抱くようになり、最終的には、全行程を散歩してスプリンクルズ場所に着くと、リードを付けて欲しいと思うようになります。
  • もし散歩の途中で犬を見失うようなことがあったら、愛犬は『はやくリードをつけて』とばかりにスプリンクルズ場所であなたを待っていることでしょう。
  • 他犬や知らない人間に対して恐怖心やストレスを感じる犬の気を紛らわす(エマージェンシー・ストップ(緊急停止))方法としての応用
    スプリンクルズを、犬の恐怖心やフラストレーションのリハビリに役立てることはできますが、スプリンクルズ自体がこの問題を解決してくれるわけではありま せん。人間や他の犬に対する恐怖心やフラストレーションを持つ犬のリハビリにはいろいろな方法があります。詳しいことは、経験豊かで実績のある行動問題の 専門家に相談してください。愛犬の苦手なものにむやみに晒したり、苦手なものから逃げられないような状態に置かないようにしましょう。恐怖やフラストレー ションのリハビリには BAT (ビヘイビア・アジャストメント・トレーニング) という行動修正の方法をお勧めします。

    スプリンクルズ場所を、庭などの決まった場所ではなく、 『あなたの真後ろ=スプリンクルズ場所』. とします。そうすることで、あなた自身が犬が苦手とするものとのバリア(盾)となることができ、また、犬はスプリンクルズをすることで苦手なものから気を紛らわせることができます。また、愛犬が地面の匂いを嗅ぐことで、この動作はカーミングシグナル(Calming Signals)として相手の犬に伝わり、犬同士の緊張を和らげる効果があります。
  • スプリンクルズ用の食べ物を密閉容器に入れ、持参します。あなたが食べ物を持っていることを犬に気づかれないよう、必ず匂いの漏れない物に入れてください。
  • 適量をあなたの後ろ側にばら撒き、冷静な口調ですが大きな声で『寄らないでください』もしくは『犬を呼び戻してください』と言います。これを 繰り返すことで、愛犬は、この台詞がスプリンクルズ開始の合図と学習します。人によっては『私の犬は感染症にかかっています』という人もいます。やり過ぎ とも感じられる台詞ですが、確実に相手は自分の犬を呼び戻してくれるでしょう。恐怖心は感染しますので、あながち嘘とも言えません。もし愛犬が相手の犬に 対して恐怖心や警戒心を見せた場合、相手も同じような行動を取ることが十分に予想されます。
  • 最初は自宅の庭など、苦手なものが現れない、犬が安心できるところで練習しましょう。時間を掛けて繰り返すことで、スプリンクルズ(あなたの真後ろでのスプリンクルズは犬にとっては苦手なものからの逃げ道の役割を果たします)と相手との距離は縮まるでしょう。
  • スプリンクルズの冷静で、前向きな心を満たす体験を繰り返すことで、最終的には、以前苦手と感じていたものとスプリンクルズとの良い関連付けができます。
  • 匂い嗅ぎのしぐさは転移行動でもあります。もし愛犬が何かを見つけ自主的に匂い嗅ぎを始めたら、スプリンクルズを行う必要はありません。困っ たときに匂い嗅ぎ行動をすることで、自分や相手との緊張を和らげる効果があることを愛犬は学習したことが考えられます。これは衝突を避けるための、犬に とって大切なライフスキルです。
  • レスキューセンターやシェルターでの利用
    安定した家庭を失うことは犬にとってトラウマとなります。これに起因する高いストレスレベルを下げることはとても大変なことです。センターやシェルターで はボランティアに散歩を依頼することが多いと思いますが、ボランティアにスプリンクルズを手伝ってもらうことで、犬に落ち着きをもたらし、ストレス軽減の 手助けをすることができます。
  • シェルター施設の庭などで、ベンチのある静かな場所を見つけます。ベンチがなければ椅子を置いても良いのですが、ベンチのように、その場所に固定されているものがある方が、犬が場所の認知をしやすいでしょう。
  • 理想的には、ベンチの周り、もしくは横が草地になっていると良いでしょう。都会のシェルターなど、広い草地が無い場合は、雑草が生えている土のところを利用します。
  • ボランティアの人はこの草地にスプリンクルズ用食べ物を撒き、ベンチに座って静かに本を読むなりヘッドフォンで音楽を聴くなりします。
  • 職員がハーネスとロングリードをつけた犬を連れてきて、リードの端をベンチに座っている人にそっと渡します。二人とも静かに、犬が安心できて人間を気にしないですむ距離まで、下がります。
  • 犬はその場所を自分の『作業場』もしくは『スプリンクルズ場所』として認識するようになり、落ち着いた状態で狩猟活動を始めます。ボランティアと接しなくてはならないことから発生するプレッシャーを感じなくて済みます。
  • 落ち着いてスプリンクルズを行い、食べ物を見つける(報酬を得る)という経験を繰り返すことで、犬は、この楽しくて気持ちの落ち着く出来事と 知らない人を関連付けるようになります。そのことから、犬によっては、自発的に人と関わりを持とうとしたり、人が一緒にいること、一緒にいるときの落ち着 いた雰囲気を好むようになるでしょう。
  • スプリンクルズ場所は、犬を里親さんに会わせるには絶好の場所となります。ケネルの中など、閉じ込められている狭い場所と比べて、犬はリードの長さ分、逃げることができます。
  • リホームが決まったら、『ベンチ(もしくは椅子)とスプリンクルズ場所』を里親の庭へと移動します。そこから、必要に応じて、公園など他の場所へと移動します。いずれ人間が座っている必要もなくなるでしょう。

 

  • 信頼と犬の自信を育む
    ビヘイビアリストやシェルター職員が、怖がりな犬を落ち着け、良い関係を築くためにスプリンクルズを利用することもあります。距離を取った状態で、犬が見 ているときにスプリンクルズ用食べ物をばら撒きます。撒いた後は、犬が近づいて探索できるように、人間が後退して十分な距離を取ります。時間はかかります が、いずれ犬は人間の近くに寄ることに自信が持てるようになり、そのうちに自発的に人間と関われるようになるでしょう。いずれ、怖がりな犬でも、人間の手 やトリーツボックス(treat box人が手に持った小さな容器で、トリーツを入れる、もしくは中に塗る)から直接食べられるようになるでしょう。
  • マナーの良い犬語を学習する
    以下に説明する、犬同士の『出会い』は双方の犬にとってとても気疲れする体験となります。時間は最長でも5分~10分に留めておきましょう。双方の犬の経歴やストレスレベルによりその都度調整してください。
  • 広い場所の端と端にスプリンクルズ用食べ物を撒き、真ん中辺りにも少量撒きます。端と端でスプリンクルズを行うことで、落ち着いた状態でお互 いの犬を認識させます。木や植え込みなどお互いからのバリアや目隠しになるものがあると良いですが、お互いが安全に感じるだけの広いスペースであれば無く ても大丈夫です。双方の犬にとって、逃げようと思えば逃げ込める場を用意します。例えば、広場の両側にそれぞれ出口がある、もしくは、両側にドアを開けた 状態の自分の車を置いておく、などが考えられます。
  • 管理上、双方の犬にロングリードを付け、緩んだ状態に保ち、端をそれぞれの飼い主が持ちます。リードはクッション性のあるハーネスに付けましょう。
  • 双方の犬はスプリンクルズに集中して食べ物を探しますが、お互いの存在は意識します。両方の犬の落ち着いたボディ・ランゲージと匂い嗅ぎ行動 は、マナーの良い犬語を模倣しています。マナーの良い犬のボディ・ランゲージとは、お互いに対して回るように(真正面からではなく)進む、心の状態を十分 に観察するスペースと時間をお互いに与える、 急な動きをしない、リードや身体を緊張させない、一緒に協力して狩猟行動を行うなどです。
  • 2頭の犬がお互いに近づきすぎないように気をつけましょう。近づきすぎて、犬に恐怖心やフラストレーションを抱かせることに比べれば、離れすぎていることは問題ではありません。
  • 食べ物を広い場所にできるだけ広げて撒くことで、リソース・ガーディング(この場合は食べ物を守ろうとする行為)が出ないようにします。
  • 3~4週間、このセッションを繰り返すことで、ほとんどの犬はノーリードで探索活動を行うことができるようになります(ノーリードが可能な場所である場合)。お互いを『仕事仲間』とみなし、お互いの存在を受け入れるようになるでしょう。
  • 時間をかけて、新たなスプリンクルズ場所を試すことも良いですし、ゆったりとしたソーシャル・ウォークを2頭で楽しむこともできるようになる でしょう。ただし、常に、どちらの犬も、犬の気もち次第でお互いから離れられるような環境であることを注意しましょう。短いリードや張るリードは絶対に避 けます。Grisha Stewart (グリーシャ・スチュアート)による、ロングリードのリード技術の動画を参考にしてください。

 

  • 引っ越し
    私のクライアントは、新しい家へ引っ越しが決まったとき、引っ越す前に許可を取って新しい庭で3~4回スプリンクルズを行いました。引っ越し当日は、犬は 真っ先に庭へ駆け込み、そこで楽しくスプリンクルズに熱中し、引っ越しのドタバタには無関心だったそうです。その後、新しい家や習慣の変化に戸惑うことが あるたびに、犬は自主的に庭に出てそこでリラックスしたそうです。
  • ペットホテル
    良心的で新しい考え方を受け入れられるペットホテルであれば、事前にペットホテルの犬の運動場へ連れて行き、スプリンクルズを行い、部屋で一匹で過ごす時 間を設け、またスプリンクルズを運動場で行い、その後家に帰ります。これを数回繰り返すことで犬は独りで預けられたとき、ペットホテルをアットホームに感 じ、寂しさや不安を軽減することができます。

 

  • 子犬
    子犬はスプリンクルズが大好きです! 何事にも興味を抱き冒険好きな子犬らしさはスプリンクルズにはもってこい。食べ物を見つけたときの喜びから分泌され るエンドルフィンは子犬に安心感と満足感をもたらし、これは自分に対する自信に繋がります。スプリンクルズに声符(声の合図)もしくは体符(しぐさの合 図)をつければ、スプリンクルズはその子にとって一生ものになるでしょう。
  • 負傷中の犬、老齢の犬、発情中のメス
    スプリンクルズは犬の身体能力を問いません。自宅の庭で、管理された状況のもと、静かに行える理想的なメンタル・エクササイズ(頭の運動)です。早朝や夜 遅く、近くの公園など他の犬がいたであろう場所で行うことも選択肢の一つです。ただし、他の犬が実際にその場にいると、その存在が上記の犬には刺激とな り、興奮したりフラストレーションを感じると良くないので、他の犬がいない時間帯に行います。その他の頭の運動のアイデアについてはSnuffle Garden Project(スナッフル・ガーデン・プロジェクト)のサイトを参考にしてください。
  • 犬が苦手な人や、家を訪れる作業員を避ける
    もし愛犬に、訪問客や作業員に構って欲しくない場合は、スプリンクルズを利用します。訪問者を玄関から家に入れる前に、裏庭の芝生にスプリンクルズ用食べ 物を撒き、犬を裏庭に出します。愛犬がスプリンクルズを終えるころには、愛犬は十分に頭と身体を使ってエネルギーを発散させているので、自分のベッドに昼 寝しに行くか、足元で休むでしょう。犬は行動パターンを覚えるのが得意ですから、そのうち愛犬は、訪問者のベルの音で裏庭へ走るようになるでしょう。

スプリンクルズの様子の動画リンクです。説明は各動画の下に記されています。

  • レスキューされたボーダーコリーのサム。新しい家に来た数日後。
    スプリンクルズを行うことで、新しい庭を安心、安全と感じます。 http://youtu.be/7SI7xhsXK08
     
  • 駐車場の草地でスプリンクルズを行うサム。
    この動画では、怖がりな犬が、他の犬の匂いと安全で楽しい体験を関連付ける手助けをスプリンクルズがしています。- http://youtu.be/Qb-v-BHSOd4
     
  • パイがスプリンクルズをしているところ(集中できている状態)
    エネルギッシュでハイパーな犬のスプリンクルズ・セッションの冒頭部分です。集中できています。 - http://youtu.be/2FcumyH-H6g
     
  • パイがスプリンクルズをしているところ(疲れすぎた状態)
    この動画は上記の動画と同じセッションで時間が経過しています。犬には集中力の衰えがうかがえます。犬が疲れてこのような状態になる前にスプリンクルズを終了しましょう。 - http://youtu.be/TGNLswuEcRM
今後も動画をアップしていく予定です。
世界中の犬がスプリンクルズを体験し、その恩恵を受けられるよう、このサイトはリンクフリーです。ただし、スプリンクルズ(TM)は商標 登録されており、スプリンクルズに関する情報を営利利用する行為は法律で禁じられています。このウェブサイト制作にあたって協力してくれた友人たち、ブラ イアン・ホルムズ、ケイト・デイビス、アイリーン・スミス、ショーン・ホプキンズに感謝の意を述べます。
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